
日常診療の中でも頻度の高い症状の1つであるめまい。
今回はめまいについて取り上げたいと思います。
めまいとは「自己の身体と周囲の物体空間の関係が調和を欠いた状態を感じる感覚」と定義されています。
この感覚は、回転感(vertigo)、墜落感、動揺感・不安定感(dizziness)、ふらつき・よろめき(giddiness)、頭部軽量感(light headednees)、および眼前暗黒感(black out)など様々な症状が含まれます。
めまいの症状は主に次の3つに分けられます。





私たちのからだには、からだのバランスをとる平衡系の仕組みがあります。バランス感覚の仕組みに障害が起きるとめまいが起こるのは、何となく分かるのではないでしょうか?では、わたしたちのからだは、どのようにしてバランスをとっているのでしょうか?
この“バランスをとる”という働きを担うのが「耳」です。耳というと、「聴く」ための聴覚系の働きが真っ先に思い浮かぶでしょう。しかし、さらにもう一つ、「からだのバランスをとる」という平衡系の働きがあります。平衡感覚を受けもっている器官は、耳の内耳にある三半規管と前庭器官です。

めまいが起こった時には、めまいに伴って吐き気や嘔吐がしたり、また強い不安感によりめまいをさらに悪化させるという悪循環も多く見られます。従って、めまいを改善する薬だけでなく、めまいに伴う諸症状を改善する薬が使われます。内服(のみ薬)が困難な場合は、注射や点滴をすることもあります。
主に脳や内耳の血流を増加させることによって、めまいを改善します。脳や内耳に十分な血液が行き届かないと、体のバランスを保つ働きができず、また、リンパの循環も悪くなるため、内耳がむくみ、めまいが起こります。
| メリスロン | 内耳・脳内血流の改善作用。片頭痛を有するめまいには使用しないこと。 |
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| セファドール | 内耳血流改善作用。抗コリン作用があるため緑内障、尿路閉塞性疾患のある人は注意が必要。 |
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| トラベルミン | 主にめまい発作時の頓服薬として服用。緑内障、下部尿路閉塞疾患の患者には禁忌。授乳中の服用は避けること。 |
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| カリクロモン | 末梢循環改善作用。脳出血直後などの新鮮出血時の患者は禁忌。 |
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| アデホスコーワ顆粒 | 腸溶性の顆粒なので噛んだりつぶしたりしないで服用すること。 |
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めまいに伴う吐き気や嘔吐を抑えます。吐き気がひどくて内服できない場合は、注射や点滴をします。
| ペロリック |
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内耳を満たす内リンパの過剰による内耳のむくみを軽減します。通常、内リンパの量は一定に保たれていますが、増え過ぎると内耳が正常に働かず、めまいや耳鳴り、難聴などの症状が起こります。
| イソバイド | ※独特の酸味、甘み、苦味で服用困難な場合は... ・冷水で希釈(2〜5倍程度まで可能) ・同量の柑橘系ジュースで希釈 ・シャーベット状にする |
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めまいに対する不安を取り除く。めまいに対する不安な気持ちが更にめまいを悪化させるという悪循環を解消。
メデタックス・ジアゼパム・デパス
神経の働きを正常に保つビタミンによって、障害を受けた神経を修復。
メコバラミン(VB12)
めまいは、ストレスや生活のリズムの乱れなどがあると起こりやすくなります。そのため、日常生活の改善もとても大切です。また、めまいが突然起こった時には、だれでもパニックに陥りがちですが、慌てずに以下の対処法を守り、医師の診察を受けましょう。
ご不明な点は、当院薬剤部までご相談ください。